〜カムパネルラとは〜
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』でジョバンニと旅をする
友人なのは言うまでもありません。絵本が開く異世界
への道案内人としての意味を込めたものです。
Vol.3 2008年3月号
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■ 絵本の貸し出し、大好評

小笠原 朋子

 幼稚園では、毎週木曜日、子供たちに絵本の貸し出しをしています。昨年10月から始まったこの貸し出しは、子供たちの間にすっかり定着し、子供たちにとって楽しみの一つとなっています。
 借りていく絵本を見てみると、物語の絵本や図鑑、迷路の絵本、折り紙の本など様々です。私が読み聞かせを行ったエリック・カール『ちいさなくも』を借りていく子供もいます。その子供に、「この本,先生が帰りの会で読んだよね。」と声を掛けました。その子はにっこり笑い、「もう一回,おうちで読むね。」と答えてくれました。
 そんな子供たちの姿を見ると、「今度はどんな絵本を読んであげようかな。」とうれしい気持ちになります。

※「ちいさな くも」エリック・カール作/もりひさし訳/偕成社                             

(附属幼稚園教諭)


■ 4歳児に人気の絵本です

中川ひろたか・文/村上康成・絵『ピーマン村の絵本たち』シリーズ(既刊12巻)

今野 真理子

 楽しくてちょっぴりドジな園長先生と優しくて美人のひろみ先生、幼稚園の元気な子供たちが繰り広げる楽しいお話です。

 『さつまのおいも』
 土の中で楽しく暮らしていたお芋たち。ある日、幼稚園の子供たちが畑にやってきます。お芋たちと子供たちの綱引きが始まります。結果は、子供たちの大勝利。しかし、お芋には考えがあったのです。焼き芋大会の後でお芋たちの逆襲が。どんな逆襲か、それは読んでのお楽しみ…。



 『えんそくバス』
 明日は待ちに待った遠足の日。楽しみな園長先生は寝付けなくなってしまいました。翌朝起きると、なんと10時…。バスは既に出発してしまっていました。昼のお弁当には間に合った園長先生。でも、あらあら大変、お弁当を忘れてしまったのです。園長先生はどうなってしまうのでしょうか…。遠足の楽しさいっぱいの絵本です。

 ※「さつまのおいも」 「えんそくバス」中川ひろたか文/村上康成絵/童心社 

(附属幼稚園教諭)


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